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不登校・引きこもり

不登校と引きこもりは共に社会からの孤立や自己肯定感の低下などが原因となり、日常生活に支障をきたす行動です。

不登校とは学校に通わなくなってしまうことを指します。
理由としていじめ、不登校になる前からあった学校嫌い、家庭の問題、学業や人間関係のストレス、精神的な問題などがあります。

一方、引きこもりとは社会生活から引き離れ、家庭内にほとんど出ることなく自室や自宅内で過ごすことを指します。
理由として不登校による社会からの孤立、人間関係や精神的な問題、経済的な問題、自己肯定感の低さなどがあります。

不登校やひきこもりになりやすい人として、社交不安障害(SAD)、ADHD、学習障害、家庭内ストレス、孤独感を感じやすい、自己効力感が低いなどが挙げられます。


不登校、引きこもりで悩んでいる患者さんは以下のことをしてみましょう。

・原因や理由に対して真摯に向き合い改善する
・家族や友人、医師などの支援を受ける
・自宅以外での外出やスポーツ・趣味・ボランティアなどの機会を作る
・自己学習や趣味など自分が成長できる機会を作る

不登校や引きこもりには様々な要因が存在し、解決策もそれぞれ異なってきます。


患者さんにとってご家族の対応は非常に重要となります。
以下のようなことに気を付けましょう。

・患者さんの気持ちに寄り添う
・学校や教師とのコミュニケーションを取る
・専門家のカウンセリングや心理的な支援を受ける
・患者さんのペースを尊重し、プレッシャーをかけない
・患者さんとの時間を大切にする
・学校、社会参加の機会を作る

患者さんやご家族は自己対処だけでなく、周囲の理解や支援を受けながら適切な対処を行うことが必要です。