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PMS

PMSとは月経前症候群の略語で月経周期の前に女性が体験する身体的および精神的な症状を指します。
症状は以下のようなものがあります。

・気分の変化(イライラ、怒り、憂鬱感、不安など)
・疲れや倦怠感
・頭痛、腰痛、腹痛、胸の張りなどの身体症状
・食欲増加、食べ過ぎや不食などの食欲変化
・睡眠障害(眠れない、眠りが浅いなど)

原因ははっきりしていませんが、女性ホルモンのバランスの変化や生理不順が関係していると考えられています。
10代後半から40代前半に発生することが多く、通常月経周期の前1〜2週間に現れ、月経が始まるとともに緩和されることが多いです。


PMSは以下の点に注意しましょう。

・健康的な生活習慣を維持する
・ストレスを減らす
・ビタミンB6やマグネシウム、カルシウムなどのサプリメントを利用する
・医師の指導の元で薬物療法を受ける
・月経周期をトラッキングし、PMSの症状が現れるタイミングを把握する

一番重要なのは自分自身の症状に注意を払い、自分に合った方法で対処することです。


患者さんが自分の状況をご家族と共有することができるように心がけることが大切です。
以下はご家族が対応する際に注意した方がよいポイントです。

・症状に理解を示す
・生活習慣の維持をサポートする
・コミュニケーションをとる
・ストレスの少ない環境を提供する
・症状を軽減する方法を共有する

患者さんはPMSによる痛みや不快感に加え、孤独感や無力感を感じることがあるためご家族のサポートが非常に重要です。