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社交不安障害のご家族の方へ

■ご家族の方へ

社会不安障害が慢性的に続くと、教育の可能性を失ったり、職業の選択が制限されたり、 社会的技能の習得や結婚の機会を逃がすなど、家族や周囲の方が不安を感じてしまうことも少なくありません。しかし、患者様ご本人は症状を自身の性格上の欠点ととらえており、長期にわたって一人で悩みつづけて我慢されています。また本来の能力を発揮する機会もなくなり、自信も喪失してしまいます。

まずは、ご家族や周囲の方が社会不安障害をよく理解し、その上で患者様ご本人の訴えを聞き、社会不安障害が疑われたら、心療内科や精神科の受診をすすめてください。その際には、回避したい状況があるのも無理はないと理解を示し、有効な治療法があることをよく説明してあげてください。