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うつ病の治療法

■うつ病の治療法
うつ病は、「急性期」から「回復期」へと進み、その段階によって治療が異なります。

<急性期>
くすりを飲みながら、症状を取り除いていく期間です。
まず1種類のくすりを少し処方し、その後1~3週間かけくすりの種類や量を加減します。くすりが効いているかどうかの判断には、4~6週間の観察が必要です。

<回復期>
症状の改善と、社会復帰に向けて元の生活のペースを取り戻す期間です。くすりの効果があらわれると「おっくう感」が抜け、意欲が高まってきます。
しかしふとしたきっかけで自ら命を絶ってしまう行動にもつながることがあり、家族や周囲の人は細心の注意が必要です。

症状がよくなると、患者さんによってはくすりの回数を減らしたり、飲むのをやめてしまうことがあります。このような自己判断はうつ病の悪化や症状を長引かせる原因になります。うつ病は再発、慢性化しやすいため、医師の指示に従ってくすりを飲み続けることが大切です。